車下取り査定ガイド

車を高く売る方法や日常的なメンテナンス、カスタムパーツが買取価格に与える影響など査定を受ける前に知っておきたいこと。

クーの下取り相場と買取市場動向

   

クーの買取市場動向

 ダイハツが販売を行っていた「クー」という乗用車ですが、この車はトヨタと共同開発して作ったものです。
同じ小型トールワゴンの乗用車であるトヨタの「bB」が姉妹車で、内部の構造は基本的に同一とされています。
主に若い男性ユーザーをターゲットとするbBに対し、クーは20代後半?30歳代の女性を意識したデザインや装備が施されています。

 初代クーが販売開始されたのは2006年5月。同年9月には国外でもデビューを果たしています。2008年には富士重工業へOEM供給がなされ、「デックス」の名称で2011年10月まで生産されていました。
可愛さを含んだデザインと落ち着いたインテリア、そして見た目以上の室内スペースはファミリーユースにもお勧め出来る車です。

 2013年1月をもって販売終了となっているクー。一方でbBの販売は継続しています。当時のラインアップですが、1.3L車の「CL1.3」と「CX1.3 4WD」、1.5L車の「CX1.5」というシンプルな構成。
トランスミッションは全車4ATとなっています。ちなみに国外向けは「マテリア」という車名で販売され、こちらには5速MTも設定されています。

 クーはコンパクトトールワゴンの中でも人気が高かったとは言い難いモデルです。既に廃止されたことを考えても“売れなかった”という現実が伺えますね。
本家bBも長い間同じ型が販売されているのもあって、人気も低迷していると言えます。ある程度知名度のあるbBでさえこのような状況ですから、OEM供給車で知名度もない、更には既に廃止になっているクーでは厳しい結果が多くなるでしょう。
  
 車自体はbBと作りは同じわけですから、性能や乗り心地に大きな差はないでしょう。しかし、人気や知名度といった点で苦戦を強いられるのは仕方ありません。
下取りや買い取りをしてもらう販売店にとっても、積極的に仕入れたい車…とはいかないのが現実といえそうです。そうなれば、必然と査定額も芳しくないことが予想されます。

 使い勝手の良いコンパクトトールワゴンということでニーズは高そうですが、似た様なモデルは他にもあるわけです。
クーである必要性は低く、そもそも認知されていないので選択肢に上がらないことがほとんどでしょう。中古車市場を見ても、流通量の少なさが人気の低さを物語っています。

 例えば特別な限定モデルなど、一般的な車とは異なるモデルの場合は希少性がつく可能性があります。しかし、クーの場合は単に不人気だから流通していないのであって、希少性云々の話にはならないでしょう。需要がゼロとまでは言いませんが、状態の良い場合でもそこまでの価格にはならないかもしれません。

 とはいえ少しでも良い状態に保っておくことは査定額を上げるために必要です。bBよりはライトな層を狙っているクー。
女性ユーザーであれば過激な走行などは考えにくいですが、車の知識に乏しいことが懸念されます。オイル交換すらしたことがない、なんて話も耳にするほど無頓着な場合も。当たり前ですが、その様なことはもってのほかです。

 高額査定の為だけではなく、車を長く乗るためにも定期的にプロの目で見てもらうようにしましょう。子育て世代のユーザーであれば、子供がいつの間にかつけてしまいがちなシミや汚れにも気をつけ、こまめな清掃を心がけておきましょう。

 状態が悪すぎるクーであれば、残念ながら価値をつけてもらえないこともあるかもしれません。査定先によっても違いがありますから、できれば多くのお店で見てもらってから判断したいですね。

クーの下取り相場表

2018年9月時点におけるクー主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

グレード 型式 駆動方式 2013 2012 2011 2010
CL M401S 2WD 1
CX M402S 2WD 1
CL M411S 4WD 35
CX M411S 4WD 3
CL M401S 2WD 5 4 2 1
CX M402S 2WD 7 5 2 2
CX M411S 4WD 26 8 5 4

参考:toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報 http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のクーの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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