車下取り査定ガイド

車を高く売る方法や日常的なメンテナンス、カスタムパーツが買取価格に与える影響など査定を受ける前に知っておきたいこと。

ミラカスタムの下取り相場と買取市場動向

   

ミラカスタムの買取市場動向

 1980年に登場したダイハツの「ミラ」。およそ30年に渡って同社の「顔」として君臨し続けている車種なのですが、フルモデルチェンジも数知れません。軽自動車の「スタンダード」とも言うべきミラの存在があるからこそ、他の車種で冒険する事が出来るとも言えるのではないでしょうか。

 そんなミラにカスタムモデルが登場したのは7代目の頃です。2006年に登場したモデルで、一応はカスタムが上級モデルに位置付けられています。メッキモール付きのクリアシルバーフロントグリルやグリルと連結している4灯のヘッドランプ、さらにはリヤコンビランプなどのおかげで上質感を演出しています。ABSやオートエアコンも標準装備となっている点は嬉しい部分なのではないでしょうか。

 ミラカスタムは2013年の仕様変更にてミライースへの統合が図られたためラインアップから姿を消しています。最終型は2011年の一部改良時に残った「X」で、FF仕様か4WD仕様かが選べるのみとなっていました。

 ミラカスタムの買取事情に関しては少々厳しいものが待ち受けてしまっているかもしれません。というのも、そもそもミラが自動車にあまりお金をかけたくない層に対してのモデルです。小回りが利くのはもちろん、燃費も維持費も優秀とコストパフォーマンスが高いため、企業の営業車としても重宝されています。

 そのためカスタムモデルというのはミラの購買層から少々ずれてしまっている部分があります。「ミラはミラでも格好よいミラに乗りたい」、そのような層は少数でしょう。お金を出すのであれば他にも自動車はありますからミラカスタムにこだわる必要性はありません。

 基本的にミラカスタムは少々厳しい査定になるでしょう。中古車市場にもそれなりの数が出回っていますし、廃止された背景もあって人気も期待できません。状態が良いものであっても査定額は思うように伸びないと思われます。また、軽自動車はトールタイプのものに人気が集まっていることもあり、基本的に背の低いミラの様なタイプは不利になりやすいでしょう。

 あとは車そのものの状態が問われますが、これは走行距離や装備品、内外装の見た目、整備記録簿の有無といった基本的な部分ですね。特に内装の状態がいかに維持されているかはポイントになるのではないでしょうか。カスタム系とはいえほとんどは安さと実用性を考慮して買うと思われますから、自分が乗るスペースを始め室内の状態は最も気になるでしょうね。

 最近ではミライースの登場のおかげでミラそのものの需要がかなり低下してしまっていると言われます。上述のとおりミライースへの統合が図られたのもそのためでしょう。同じ様な車なのであればより維持費のかからない方が良いというのは、ミラの購買層を考えても自然な流れです。

 そのため、査定はどうしても厳しいものになってしまうでしょう。元々そこまで高くはない車だからと割り切るか、それとも少しでも高く買取ってもらえるよう努力するかは自分次第ではありますが、状況を考えるとよほどの状態のミラカスタムではない限り高額査定は生まれないでしょうね。

 決して悪い車種ではないのですが、相対的な市場価値と照らし合わせると仕方ない部分があるのかもしれません。ですので、高く売るためには様々な努力などが必要になってくるでしょうね。廃止されたこともありますから、今後は価値が低くなる一方と言えます。少しでも走行距離が伸びないうち、年式が落ちないうちの方が良い商談となる可能性も高いでしょう。

ミラカスタムの下取り相場表

2017年5月時点におけるミラカスタム主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

グレード 駆動方式 2013 2012 2011 2010 2009
RS 2WD 33 23 7
RS 4WD 45 33 27
X 2WD 37 32 26 7 5
X 4WD 49 43 37 26 22
L 2WD 6 5
L 4WD 25 8

参考:toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報 http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のミラカスタムの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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