ＭＲワゴンの下取り相場と買取市場動向

ＭＲワゴンの買取市場動向

　初代の販売開始が2001年となったスズキの「MRワゴン」。この車のコンセプトカーとなったものが1999年に発表され、名称の「MR」とは当時「ミッドシップレイアウト」の略称とされていました。
実際には前輪駆動が採用されたため「マジカル・リラックス」の意味を持つ名となっています。独特のモノフォルムデザインを有し、特に女性からの指示を受けていたのが初代モデルといえるのではないでしょうか。

　3代目は2011年1月にフルモデルチェンジされたもので、主婦層から若年層にターゲットを切り替えて開発されています。
外観も初代から比べると個性的なフロントフェイスに仕上がっており、かつ広い室内と低燃費を実現しています。2代目では「ママワゴン」のコンセプトもあったMRワゴン。3代目では若い主婦層の取り込みも期待されています。

　トールワゴンタイプであるMRワゴンは、利便性・居住性の両面で優秀な性能を発揮します。
低燃費で維持費の安い軽自動車の中でも人気が高いタイプであり、新車市場のみならず中古車市場でも多くの指示を受けることのできる車といえるでしょう。

ＭＲワゴンの買取や下取り相場を調べるなら一括査定が便利です。
ＭＲワゴンの買取価格を調べる

　グレード展開は現在4種類。最廉価の「L」が115万円から、最高価な「X」の4WDモデルが139万円からとなっています。
トランスミッションはいずれもCVT、燃費性能はFFモデルで30.0km/lの優秀な数値となっています。2013年には一旦廃止されたモデル「MRワゴンWit」が復活しており、ノーマルモデルとは異なるデザインや充実した装備が魅力の一台となっています。

　現行型は既に初回車検を迎えたことで、中古車での流通も増加しています。それまで高値になりやすかった買い取り価格も下降気味となり、有利な条件で手放せる車とは言い難いでしょう。
もちろん車の状態次第ではあるので、走行距離が伸びておらず上質な装備品がある、上級グレードであるなどの条件が揃っていれば期待出来るでしょう。逆に言えばマイナス要素の多い車両、特に旧型や過走行車両などは値落ちも激しくなると考えられます。

　車自体の人気はそこそこといったところでしょうか。スズキといえば人気の軽自動車が揃っていますが、その中で見るとMRワゴンは飛び抜けて高い人気があるとは言い難いですね。
一定の需要があり軽自動車としてのニーズは高いものの、突出した高額査定を得ることは難しいかもしれません。

　また、この様な車は競合車種も多くその影響を受けやすい為、相場の変動も激しいことが考えられます。特に軽自動車はユーザーの好みの偏りも少ないとされているため、他店との競争も激しくなりやすいのです。在庫車として好まれる車かどうか、ということも判断基準の一つになりますので、その観点から言えば上質なMRワゴン以外はどうしても難しい事情もあるでしょう。

　高額で買い取って在庫を抱えるリスクを負う自動車販売店は少ないといえます。どちらかというと、査定額に消極的な所が目立つのではないでしょうか。
下取りを含め、査定額の提示がシビアな販売店よりもお勧めなのが、ネットなどからも簡単に査定が申し込める買い取り専門店。買い取りのみで本当に高値がつくのか？という疑問を持たれた方にこそ、一度試してみて頂きたいと思います。

　現行型は若い世代を中心にデザインにも定評のあるMRワゴン。子育て世代のユーザーも少なくないでしょう。室内の状態ですが、傷やシミはついていませんか？
ついた時にすぐ拭けば取れたであろう汚れも、時間がたてばたつほど厄介になります。気がついた時にこまめに掃除するよう心がけるほか、シートカバーを利用するなど対策を行っておきましょう。

　日常生活の足となる軽自動車ですから、乗りっぱなしには要注意です。車に詳しくない女性ユーザーがオイル交換などを忘れて大きな故障に繋がることも耳にします。修復歴ありとなると査定額が格段に下がってしまう危険があるので十分注意しましょう。

MRワゴンの下取り相場表

2020年2月時点におけるMRワゴン主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

複数の買取店に見積りしてもらう事で詳細な相場情報が得られます。
一括査定で買取相場を調べる

参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のMRワゴンの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

実際の買取相場を調べる