ランドクルーザープラドの下取り相場と買取市場動向

ランドクルーザープラドの買取市場動向

　世界に誇れる「ランドクルーザー」の派生車種として、1984年に販売が開始された車「ランドクルーザープラド」、通称「プラド」。ランドクルーザー70系の派生型であるこの車は、足回りなどを軽量化して本家ランクルのヘビーな装いとの差別化を図ったモデルです。
当初、国外では比較的需要を伸ばしたものの、高価な値段とは対照的な非力さが仇となり日本国内での人気はあまり出ませんでした。

　今では「プラド」の呼び名で親しまれているこの車ですが、この名称がついたのは1990年のこと。
同年4月のマイナーチェンジの際につけられた名前で、このモデルを期にプラドの人気も確かなものになりました。
4ドア設定やエンジン性能の大幅なパワーアップがなされたこれ以降のモデルで、プラドの知名度は一気に上がることとなります。

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　2009年、実に7年ぶりにフルモデルチェンジされた現行型「150系」のプラドの買い取り相場は、230万円～363万円となっています。
ランドクルーザーと比較してもやや小柄なボディサイズ、耐久性の高いエンジンなど、日本の市街地走行において扱いやすく人気も高いため、高額査定の対象となっています。

グレード別に見てみると、上級仕様の「TX　Lパッケージ」や「TZ　G」などが高額査定になりやすいようです。
こちらは前者が2.7L、後者が4.0Lの排気量となります。
新車価格で高額なのは「TX　G」ですが、「TX　Lパッケージ」は2.7L車ということで維持費の面で有利なことから査定額においても最も期待できるようです。
人気のあるボディカラーはメーカーオプションとなるホワイトパールクリスタルシャイン。更に5年以内の年式ですとカラーやグレードごとの価値がそのまま生かされやすいでしょう。

　オフロードの走行性能においてはランドクルーザーにやや劣るものの、オンロードの走行性能の向上や燃費、安全性能の観点からもパワーアップを実現しているプラド。
とはいえ本格的なオフロード使用を目的とするならばランクルを選択するでしょうから、どちらかというと街乗りベースの車といえるでしょう。
ファッション性の高いお洒落なSUV車という印象もあり、男性のみならず女性視点でも魅力の高い車ではないでしょうか。
目線が高いため、その運転し易さも安心して乗れるポイントになっているようです。

　このような観点からいうと、室内外の状態が綺麗であることも査定を左右する要素となるでしょうね。
クロスカントリー車の中でも高性能な乗り心地、静粛性、燃費を兼ね備えたプラドは、これからも安定した人気で一定の価値を保っていくでしょう。
査定額においても、丁寧に扱っていればその価値を格段に落とすということなく、比較的走行距離などに難があっても価値がなくなることはなさそうです。

　中古車でこの様な車を求める人は、安価で上質な車を手に入れたいと考えている人も多いでしょう。
その様なニーズに応えて査定額をあげる為にも、頑丈な性能に頼りきりにせずに欠かさずメンテナンスを行っておいて下さい。高級な車はインテリアも肝心。
次のオーナーが“プラドに乗っている”という優越感に浸れるような、そんな状態で査定にのぞみたいものです。

　海外での需要が高いということも覚えておくと良いでしょう。
特に愛車のプラドが廃車寸前の様な状況である場合、査定場所を選ぶことで買取金額をアップさせることができるかもしれません。
その査定場所というのが、輸出系のルートに強い業者。
そういったルートでの売買をメインとする業者も存在しますので、候補の一つに考えておくと良いでしょう。
プラドであれば現行以前の型式であっても多いに需要が期待できます。

　エコカーブームとは対照に位置する車でありながら、その人気は衰えることはありません。プラドの査定では自信を持って、高い価値を期待してよいでしょう。

プラドの下取り相場表

2020年9月時点におけるプラド主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のプラドの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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