マークＸの下取り相場と買取市場動向

マークXの買取市場動向

　トヨタがかつて販売していた車に「マークⅡ」という車がありました。その後継車として2004年から姿を現したのが「マークX」です。
マークⅡのもつ正統派セダンからは一転し、インパクトの強いスポーティなデザインとなって登場。全高を低めに設計された、走りを意識したスポーツセダンというイメージが強くなりました。

　また、エクステリアデザインにも大胆な構造を採用。トヨタの高級サルーンで初採用となったディフューザー構造は、後の同社製自動車にも受け継がれています。
2009年には二度目となるモデルチェンジが行われ、“SAMURAI　X”をキャッチコピーにスポーティかつプレミアムな車へと進化を遂げています。

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　価格帯もグレードにより幅広く設定されており、新しいユーザーの獲得にも繋がっているようです。
デザイン、性能、装備、価格の全てのバランスが程よく整っており、高級車の新たな可能性も見えてくる車といえそうです。

　現行モデルのマークXですが、2009年以降のモデルになります。最廉価グレードで「250G　Fパッケージ」の250万円、最上級グレードで「350S　G’s　CARBON　ROOF　Ver.」の457万円です。
後者は2013年に発売されたばかりということと、台数限定販売車ということで中古車では非常に稀少です。元値が高いということはもちろんなのですが、高額査定を期待できるグレードでしょう。

　前期型のマークXに関してですが、発売開始時期から考えると今年で5年を迎えることとなります。5年ほども経つとなると、グレードごとのアドバンテージは薄れてしまうのが実情です。
新車で上位グレードを買ったユーザーにとっては納得できない部分かもしれませんが、古くなるほどグレード間の差はあまりなくなってしまいます。
2012年のマイナーチェンジ以降のモデルであれば、まだまだ期待できるでしょう。先ほども挙げましたが、スポーツコンバージョンモデル「G’s」には期待が持てそうですね。

　中古車市場でも比較的人気の高いといえるマークX。特に“オートオークション”と呼ばれる自動車業界者限定のオークションにおいて絶大な人気をもっているようで、走行距離が長いものや事故歴がある車で合っても高値がついているケースも多い様です。
もし査定を希望している車がこの様に難のある車の場合でも、オートオークションなどと繋がっているお店であれば希望以上をのぞめるかもしれませんね。

　ただし、そのお店にも好みというものがあります。特にマークXなどの場合、エコカーでもなくミニバンでもないため、現在高いニーズを誇るタイプの車とは言えない部分があります。
高級路線の本格セダンということで、そういった車の価値を理解してくれるお店を探した方が良いでしょう。従って近所の新車ディーラーなどではなく、マークX系の車を専門に扱うお店や買取専門店が有利でしょうね。

　マークXの査定において気をつけておきたい点。高級車ということなのでちょっとした傷や汚れには十分気を配ることを忘れてはなりません。せっかくの雰囲気が壊れてしまう様な外装、内装では、いくら人気の車であっても値を下げてしまう原因になります。
車や走りにこだわっているユーザーも多いため、エンジンなど内部の状態も重要となるでしょう。日頃からの気遣いを怠らず、マークXの本当の価値で査定してもらわなければ、非常にもったいない結果になってしまいかねません。

　大人の男性の心強いパートナーとなってくれるマークXは、絶大な知名度と人気で安定した需要が望めるはずです。中古車であっても、その高級感を失わない様に扱うことが大切でしょう。

マークXの下取り相場表

2020年8月時点におけるマークX主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考:toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のマークXの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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