カムリの下取り相場と買取市場動向

カムリの買取市場動向

　1980年に初代モデルが登場したカムリ。カローラの上位車種という位置づけでスタートしたものの、最近では世界戦略車としても知られています。
海外での販売に重きを置いているため、サイズも大型化。トヨタのFF海外車として最も売れているのがカムリです。
メルセデスベンツのEクラシやBMWの5シリーズが同寸法格にありますので、「激戦区」とも言えるEセグメントの車種になります。

　日本ではあまり見かけない車種ですが世界的見るととにかく素晴らしい売れ行きで、世界で1000万台以上を売り上げているほどの人気を博しています。
特に北米市場ではクラストップとなる販売実績を誇っているほか、オセアニア・東南アジア地区での支持も厚いモデルなのです。

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　現行カムリは9代目モデルであり、こちらは2011年にフルモデルチェンジが行われました。初回車検間近ではありますが、中古車市場ではそこまでの流通量ではないようです。
これまでカムリという車種自体、日本ではめったにみかけないモデルでありました。
最近でこそハイブリッドモデルになったことで徐々に見かけるようになりましたが、まだマイナーなイメージを持っている人も少なくないでしょう。
　
　では現行モデルのグレード体系を見てみましょう。先程も少し触れましたが、カムリは現行モデルから全てがハイブリッドグレードとなりました。
ベースグレードは「ハイブリッド」で305万円、最も高価なグレードが「ハイブリッド　レザーパッケージ」で383万円となっています。

　ハイブリッドならではの優秀な燃費とともに、走りの性能においても高く評価されているカムリ。
確かにカムリの良さを知っているユーザーからは高評価を受けていますが、まだそこまで爆発的な人気というわけでもありません。
　
　そのためか、先代までも買取り事情は好ましいものではありませんでした。走行距離やオプションに優れていても、思ったほどの買取り価格ではないものだったのです。
これは値段から割り出しているものではなく、買取事情です。
買取るという事は、それをまた売るのです。売れない車を高く買っても仕方ないのです。そのため、カムリはリセールバリューに弱いと言われているのです。

　国内での人気は今ひとつですが、海外では上述のとおり大ヒットモデルでもあるカムリ。そのため海外ルートに強い業者をあたることをオススメします。
小さな中古車販売店などが持っていないような、グローバルなネットワークを持つ業者です。

　元値価格が高い車種ですので、それなりの額で売却する事が出来るでしょうが、「購入価格から」と考えるとどうしても落胆してしまうでしょう。
実際に中古車市場を見てもカムリは案外値崩れが激しい車種です。車種そのものは決して悪いものではありません。ハイブリッドカーですので燃費も素晴らしいものがあります。3ナンバーの車格で26.5km/Lという燃費はずば抜けているとも言えるのですが、低燃費を求める層が興味を示す車格帯ではないのでしょうね。おかげでカムリの買取事情はあまり良いものではありません。

　現行モデルのカムリはまだ別としても、それ以前のモデルのカムリは特に厳しい買取査定となるでしょう。
年式の古さもありますが、何よりその人気の低さが仇となりそう。トヨタ車でありながら地味で名の知れていない印象が強いため、そういった面に頼ることができません。
過走行車であるなら尚の事。こうした難アリ物件も通常の下取りや査定にこだわらず、幅広い市場と繋がりのある業者にあたったほうが良いでしょう。

　車自体は決して悪くなく、カムリオーナーを中心に素晴らしい声が聞かれるモデルです。現行モデルは今年初回車検を迎える時期が一つのターニングポイントとなるでしょう。
中古車での流通が増え始めるこの時期を考慮して早めの決断を下すことが、少しでも高く売る要素になりそうです。

カムリの下取り相場表

2021年2月時点におけるカムリ主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のカムリの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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