車下取り査定ガイド

車を高く売る方法や日常的なメンテナンス、カスタムパーツが買取価格に与える影響など査定を受ける前に知っておきたいこと。

車のタイプや状態別買取店の選び方

   

あなたの愛車がどのパターン・タイプにあてはまるか。タイプ・状態別買取店の選び方。

市場でも常に人気のある軽自動車や今話題のECOカーなら

 この場合、引く手あまたでどこも欲しがる車種なので、各種サイトで紹介されているいわゆる「買取専門店」がお勧め。大手だけでもすぐ数社の名前が思い浮かぶはず。それ以外でも地場に密着した業者も多く、選ぶのに大変。
そんな時に便利なのが「買取専門店の検索サイト」だ。一度で数社の見積もりが・・・」というやつだ。いちいちホームページを探して連絡しまくる手間が省け、簡単な入力をすればOK。あとは連絡を待つだけ。但し、この方法だと、各種キャンペーンを見逃したり、キャンペーンそのものを比較できないので、最低限、各社の情報は知っておいた方がよさそうだ。

SUVや四輪駆動車、スポーツカーなど

 もちろん上記の大手「買取専門店」でも大歓迎だろうが、それ以上にいい価格をつけてくれるのが、「四駆専門・・」「SUVなら当店・・」「OO型専門店」という、専門色を出してる店舗。ここは、何よりその車種のエキスパート揃いなので、クルマの事はもちろん、付けてある社外品などのパーツの価値も理解してくれるのが最大のポイント。
単に型式と年式だけで査定されることもなく、その車種のリセールポイントをしっかり判断してくれる。とんでもない低年式でも、購入するユーザーがいると判断すればビックリするような価格で買ってくれる。何より自分が愛情をそそいだクルマを判ってくれるのがうれしい。

ごくごく普通の特に特徴もない車種

 と、くっくってしまうと実も蓋もない感じだが、実際には一番数的には多いのがこのタイプ。当然大手「買取専門店」でも、おいしくはないけれど、これを買わないと玉数が揃わないので喜んでかいとってくれるだろうが、価格的には必ずしもよくはない。そこで選びたいのがメーカー系買取店。トヨタなら「T?UP」ニッサンなら「カウゾー」が有名。もしお乗りのクルマがこれらのメーカーに該当するなら選択肢に入れるべきだ。
メーカー系買取店は、もちろんその買い取ったクルマを中古車販売して利益を上げる事においては、他の専売店と同じなのだが、自社の中古車価格を維持して、さらに新車の価値をも維持する役目を同時に担っているので、利益を求めるだけでは付けられない価格を付けてくれる可能性がある。

事故車、不動車、水没車そして低年式車

 ここまでくると、よもや高く買ってくれとは思わないだろう。逆に買取は無理、処分料はいくらかかるのか。といった心配になる。しかしあきらめる前にぜひ確認してもらいたい。たしかに上記のような状態のクルマは、正常な流通ルートで中古車として転売される事は難しいだろう。でも、高い修理費をかけても修復する価値のあるクルマも中にはあるし、クルマ自体がダメでも、部品として流通する可能性もある。
あるいは、海外への輸出というルートもある。質のいい日本車は途上国では人気があり、国内では見られない旧型のクルマが現役で活躍している。走行距離や見てくれは関係ない世界なのだ。そういった様々な販路を持つ業者は、例え買取専門店が敬遠する状態、年式のクルマであっても買い取ってくれる。
サイトを探すとけっこうあるのだ。地方の農村部や、山間の集落などでは、土地に余裕があるせいか、車検のきれたクルマが雨ざらしになってるケースが多いのだが、それらを目ざとく見つけ、買取交渉に訪れる積極的な業者もいる。聞くと、やはり部品目当てだったり、輸出するらしい。ほっておいたクルマに10万円の値を提示されると心が動く。
 

古いけどまだ乗れる車等

 まあ価値があるとは思わないけど、まだ走るしもったいないな。ぐらいの状態とでもいおうか。そんなクルマにお乗りの方も多いでしょう。クルマは買ったら乗り潰すまで買い換えない、買えないしという方。
現に私もこれです。その場合結局新車を考えているなら、新車ディーラーの下取りというのが一番良かったりするのです。価値とか状態とか、年式関係なく、新車を買うなら一律5万円とか、他銘柄の対策車ならさらに3万円とか、自走できる下取りがあれば必ずなんらかの対策が適用されるはず。なかったらそんな店はさっさと出ていい。次の店に行けば必ずありますから。

 - 買取・下取りの基本と高く売るコツ