車下取り査定ガイド

車を高く売る方法や日常的なメンテナンス、カスタムパーツが買取価格に与える影響など査定を受ける前に知っておきたいこと。

車の下取り市場に買取専門店が与える影響

      2016/10/11

 現在使用しているクルマを、市場価値以上に高く売ることは出来ない。むろん、少しでもという事なら多少は方法はあるが、100万のクルマを200万で売ることは無理。せいぜい110万といったところか。ならば、少しでも手放す時に得するように、そんんしなしようにするにはどうしたらいいか。それはクルマを買う時、選び方から考えないといけない。手放す時のリセールバリューを考えてクルマを購入するのは、個人的には賛成できないが、長期的に支出を計画されている方には、当然のことかもしれない。

 昔からクルマのボディーカラーやグレードによって下取り価格が違うとされてきた。しかし、実際の新車ディーラーで行われる下取り査定において、そのような事はなかった。基本となる査定表なる冊子には、ボディーカラーによる加点の項目は存在しないのだ。グレードも販売時の価格の差がその比率で年式によってあるだけで、あるグレードが極端に高いと言う事はない。10万円高いグレードは、3年落ちなら6万高く、人気のある色だから2万円高くなったと思っても、購入時に3万円高い塗装だったりする。どんなに高価な社外品のオーディオがついていても、一律数千円から一万円の加点がいいところで、標準で装備されてたパーツがなかったりしたら原点される。新車時のオリジナルがプラマイゼロが基準だからだ。

 たしかに中古車として売りやすいボディーカラーは存在する。装備もいい方が高くうれる。が、それはそれ。それが下取り査定だ。つまり中古車として、売れるか売れないか判断しようがない新車販売の現場では、決められた価格を守らなくてはいけない事情があった。

 変化が起きたのは、買取専門店の登場。以前から中古車専門店では、商品の仕入れに、オークション、業者間の仕入れ以外に、転倒での買い取りはしてきたが、いかに安く仕入れるかに知恵をしぼってきた。商売としては間違っていない。しかし、大手買取店が登場し、しかも買取専門を謳い文句にしてくると状況が変わる。売る玉がなくなる。かくして、こぞってどこより高くを看板に掲げるようになった。

 では、どうして高く買えるのか。それは、売値、あるいは転売価格を決めてから買取価格を決めるからだ。150万で流通する市場があれば、自社の利益をどのくらいか考え、充分な利幅が取れれば、120万円でも130万円でも買い取れる。下取り査定が例え、90万円でもだ。

 そうなると、ボディーカラーの重要度は増す。考えて見て見よう。ホワイトが定番の「クラウン」のホワイトとブラウンの同じ年式、グレード、同程度の2台が展示してあったらあなたはどちらの「クラウン」を購入するだろうか。また、同じ程度、グレードののなにもオプション品が付いてない「Z」と、アルミホイール/ワイドタイヤ、そして高級オーディオなど、総額30万円はする付加価値が付いて10万円高い[Z]。100人中99人は同じ答えではないだろうか。高く買い取っても高い値段でうれるか、売れる確立が高ければ、基は充分とれるのだ。そして、買取専門店が乱立してくれば、必然的に競争はおきる。「どこよりも高く買い取る」のはどこか。評判も重要なツールで、それはあっというまに広まる時代になっている。しかも慢性的な玉不足が続いていればなおさらで、多少損を覚悟しても他店に取られるよりはと、上乗せしてくる。

 新車ディーラーも手をこまねいてはいない。彼らも中古車部を持ち、値引き乱発で収益が販売台数に見合わない以上、中古車で利益を上げなくてはならない。事実、新車ディーラーの大半は、中古車部門と、点検、車検のサービス部門が、赤字の新車部門を支えているのが事実。下取り査定に納得しない客には中古車の責任者が独断で査定アップを承認する。週末の展示会などでは携帯がなりっぱなしだろう。「あと8万円なんとか・・」「じゃあ5万なら・・・」といったやり取りが飛び交う。

 そんな状況の時代なので、彼らが喜んで高く買ってくれるクルマを、最初から購入しておくに越したことは無い。それはどんなクルマか。

 まず、買いたいクラスで一番売れてる車種を選ぶ事。ネットでも雑誌でもそれはチェックできる。しかし、注意しなければならないのはその売れてる理由。評判がよく、誰でも納得の理由がある売れ方をしている事。例えば「プリウス」や「フィット」のように燃費などが理由であることがわかるクルマならいい。だが、過去には熾烈なシェア争いの結果、乱売といえるような販売台数を記録した車種もある。それらはこぞって下取り価格は激安状態になった。1987年から1991年の4代目EF型「シビック」や同年代のBF型「ファミリア」がそれ。

 次に売れ筋グレード。これはカタログのトップを飾ったり、CMに登場したり、常にショールームにあるグレード。営業マンがお勧めするグレードでもある。そしてボディーカラー。これもグレードと同じ選び方。オプションだが、無理しててんこ盛りにする必要は無い。必要なもの、あとで必要になりそうなものを値引き交渉と同時につければいい。やはり社外品よりは純正パーツがいい。こうやって選べばきっと高く買い取ってくれるクルマになる。もちろん、丁寧に扱ってメンテナンスもしっかりする事も忘れずに。

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