フィットの下取り相場と買取市場動向

フィットの買取市場動向

　ホンダの車を語る上で、今やなくてはならない存在となっている車といえば「フィット」ですね。2001年に登場して以来、その売れ行きはとどまるところを知りません。
初代、2代目ともに「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しており、2007年には世界累計販売台数200万台を達成。
2007年11月から2008年9月まで、11ヶ月連続で国内乗用車販売台数首位を記録するなど数々の功績も残し続けています。

　エコカーブームの先駆けともいえるフィットは、初代が登場した時から優れた低燃費性を誇り、なおかつ走行性能においても安定していました。2007年には初のフルモデルチェンジで2代目へ。
自動車アセスメントにおける衝突安全性能相互評価でも6スターを獲得するなどトップレベルの安全性を確保しています。
そして現行型となる3代目が2013年に登場。「EXCITING　H　DESIGN!!!」をデザインコンセプトとし、ホンダの最量販車となることも目標に開発されました。

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　現行型のフィットが高く売れることは言うまでもありませんので、ひとまずは2代目を中心に考察していきましょう。手頃な値段で知られるフィット。
後期型の最廉価グレードは「13G」で123万円、最高価グレードは「RSファインスタイル」で176万円となっています。トランスミッションに用意されるのはCVTとATのほか、現在珍しいMTも揃っています。

　MT車の価値に関しては、特定のグレードでポイントとなるようです。フィットのグレードの中では「RS」系の人気が高いのですが、こちらはスポーティモデルとして知られています。
グレードの傾向から考えてもMTを選ぶ人が少なくないようで、RSグレードにおいては良い影響になる場合もあるでしょう。なお、MTに限らずRS系であることは高額査定の要素となりそうです。

　ハイブリットモデルに関してはガソリンモデルよりも高いアドバンテージを持つでしょう。人気モデルのハイブリッド仕様というのは売れる要素そのもの。
ガソリンモデルでも低燃費で知られるフィットですから、そのハイブリッド版もかなり優秀で当時の燃費値は30km/L（10・15モード）を記録していました。
更にハイブリッドカーの中でも手頃な価格で買うことのできるコストパフォーマンスに優れたモデルですから、中古車でも人気の高い部類に入っているのです。

　言うまでもなく非常に需要の高いフィットですから、中古車市場においてもその流通量は極めて多いと言えます。あまりに数が多いため、人気車種であるものの飛び抜けた高額査定を得るのも難しいという面があります。
ちょっと状態が悪ければ相場以下になることも多いでしょうし、むしろ相場以上の価格を得るにはいくつもの条件が必要になるでしょう。

　それは先に挙げた人気グレードであったり、基本となる走行距離や年式といったもの。これに純正エアロやナビなどの上質な装備品がついていれば好条件となるでしょう。
逆に過走行である、古い年式のもの、グレードも弱いとなれば査定額も厳しい提示となってしまいます。下級グレードであればオプション装備は欠かせないでしょう。

　知名度と人気は申し分がなく、実用性などの点からも需要がなくなることはありません。
ただ、人気がありすぎるが故に中古車での流通が多く、ライバルが多すぎるという点がネックになるでしょう。

　現行型に関しては暫くは問題ないと思いますが、販売開始から3年後の初回車検を迎える時期には注意したいですね。
この頃になると売却するユーザーが増えますから、中古車の流通も増大することになります。となると市場価値も下がりますから、査定額にも悪い影響が出てしまうのです。

　グレードや走行距離、内外装の状態や装備品の有無などあらゆる事情がフィットの査定額を左右するでしょう。強みになる要素が多いに超したことはありません。
大衆車故の難しい面もありますが、売れる車なので様々なお店で見てもらいましょう。

フィットの下取り相場表

2021年4月時点におけるフィット主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のフィットの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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