車を高く売る為の4ステップ
もし、愛車を新しいクルマに買い替えたり、手放さなければならない事情が出来たとき、どうしたらいいか。新しく購入するなら、その店舗で「下取り」してもらうのが一番簡単で、間違いも少ない。
新車の納車時に入れ替えればいいので、それまで乗っていられるし、新車の納期が延びても問題はない。しかし、少しでも高く売りたいと考えるなら、車種によるが「買取専門店」の利用を考えるだろう。では具体的にどうしたらいいのか。
ステップ（１） 「事前の準備と確認」
まず何をするかといえば、愛車の確認から始めよう。愛車そのものというより、書類上のことから。支払いは終わってますか？。現金で購入されたなら問題ないのですが、クレジットなどで購入された場合、まだ支払いが残ってたりしませんか。いわゆる残債というやつです。
車検証の所有者欄にクレジット会社や、ディーラーの名前が記載されていたらそのままでは転売出来ません。所有権解除という手続きをして、所有者をあなたの名義にする必要があります。もちろん支払いが終了してなければなりませんが。
購入した時と住所がかわってなかったり、住所変更の連絡を購入した店舗に知らせてあれば、「完済証明」というハガキのようなものが送られてくるはずですので、それをディーラーへ持っていくと一週間ぐらいで終わります。料金はかかりません。もしそのままなら、買取店に頼んでみましょう。
残債が残っていても、売却は可能です。送られてきているはずの明細書に記載されている連絡先にＴＥＬして、いくら残っているか聞きましょう。これも頼めばやってくれますが、時間もかかりますので、事前にやっておく方がいいでしょう。
次に、「納税証明書」。自動車税を払った時に、領収書といっしょになってるはずです。なくしてたらなくしたでなんとかなるのですが、用意しておきましょう。４月１日の時点での所有者に納税通知が届くのですが、届くのは５月になってから。
３月?５月ぐらいに転売を考えている方は、どちらが自動車税を支払うのか、通知が届いたらどうするのか、事前に決めておき、確認しましょう。「トラブル」が大変多い案件です。
様々なサイトで「愛車を高く売るには・・」とありますが、一番の基本は相手も人間であるという事。を頭に入れておいてください。
用意するものも満足に用意せず、「もっと高くしろ」といわれたら、気分よく買取価格を上げてくれるでしょうか。こちらもこれだけキチンと準備したので、ぜひ高く買い取って貰いたいと、交渉すればそれだけで数万円違うかもしれません。
ステップ（２）「買取店選び」
買取専門のサイトが多くあるので、そこを利用するといいのですが、一斉に何社からも連絡が入りますので心構えを。それと結局のところ、「実車を見せてもらわないと」ということに当然なるので、自分で各買取専門店のホームページを見て、近くに店舗のある会社を調べてそれぞれ連絡するのもいいでしょう。
買取店によって各種「キャンペーン」もあるので、お得な情報も発見できます。欲を出さず、２?3店でいいでしょう。訪れる日時を決めたら実行ですが、約束は守りましょう。都合がわるくなったら連絡を入れること。
上記欄で述べた通り、いい印象を与えて損はないのです。「忙しい中ちゃんと連絡をくれるいいお客さん」になれば、ほら、また幾らか儲かってるかもしれません。
ステップ（３）「車自体の準備」
愛車の価値そのものは、今更なにをやっても上がる事はないのですが、最低限の準備はしておきましょう。つまり、他人が見て恥ずかしくない程度の事は。内外装の掃除、不要な荷物の整理等で充分かと思います。
時間があればワックスもかけましょう。艶を出すというより、細かなキズなら消えるし、愛車のどこにキズがあるのか改めて見ておくのも必要です。査定の段階で初めて知らされるとショックですから。で、ここまでやればまた好印象ですね。
ステップ（４）「買取店での交渉」
実際に店での交渉ですが、大手ほど本題に入るのが遅いんです。マニュアルなんでしょうけど、その会社の説明（どれだけ信用ある会社なのか）、規模（全国展開している）、評判（当然いい話だけ、満足度何パーセントというやつ）、システム（コンピューターがなんちゃらかんちゃら）等がえんえんと聞かされます。
つまり、査定が行われている間を利用して、どんな価格が出たとしても、これだけの会社が出す価格なので間違いはなく、みなさん満足していますよと、洗脳する時間です。少なくとも、その店舗ではそう信じている。でもご心配なく。
最初の買取価格の提示で、納得するお客さんはいませんから。それはそれで持ち帰り、次の店舗でも同じ事を繰り返し、行ったり来たり、電話したり、されたりして決まっていくのですが、その中で愛車の相場が見えてくるはずです。