パジェロミニの下取り相場と買取市場動向

パジェロミニの買取市場動向

　1994年に登場した、文字通り「パジェロのミニサイズ」であるモデルが「パジェロミニ」になります。
「パジェロ」の名前を冠しており外観も似た様なデザインではあるものの、ミニキャブのコンポーネントを流用しておりオンロード走行にも長けています。

　1998年には軽自動車規格の変更に適応するためフルモデルチェンジを実施。キープコンセプトでありつつも、オンロード色を強めた戦略によって若者受けも狙ったラインアップとなっています。
衝突安全性能総合評価もホンダのゼストが登場するまでは常に首位であったことから、安全性にも定評がありました。

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　2012年で生産を終了し、翌年1月には販売も終えているパジェロミニ。
当時の最終ラインアップですが、廉価なグレード「XR」が124.1万円、高額なグレード「ナビエディションVR」が169.6万円でした。
XR系はFR、それ以外はパートタイム4WDとなっています。
2012年には特別仕様車として「プレミアムセレクション　ファイナルアニバーサリー」を投入し、パジェロミニの最後を飾っています。

　廃止した理由はやはり「時代と合わなくなってきた」という事になるのでしょうか。最近は軽自動車の売り上げも素晴らしいものがあるのですが、それは低燃費、低維持費だからこそ。
一方でパジェロミニは減税の対象にもなりませんでしたし、燃費も良いとは言えません。そのおかげで売り上げも落ちてしまっていたようですね。

　パジェロミニの買取事情に関しては、基本的にかなり厳しい事は覚悟しておかなければならないでしょう。というのも、パジェロミニは中古車市場にかなりの数が出回っています。
かつて人気だったという点、そしてそれ以上に大きいのが「売れない」という事実でしょう。おかげでパジェロミニはかなり安く売られているものです。

　走行距離も長く、年式も古いものですとそれこそ数万円ですら購入出来てしまうものもあるほどなのです。
そのため、よほどのパジェロミニではない限り値段すら付かない可能性もあります。走行距離も短く、それでいて状態も良い。
そのようなパジェロミニですら買取事情に関してはかなり苦戦を強いられるでしょうね。

　悪い車種ではありませんが、中古車市場に数がありすぎる点。それでいてあまり人気が無いという点。
この2点のおかげでパジェロミニの買取り事情はかなり厳しいものとなっており、それこそ中古で購入して乗っていたパジェロミニですと大抵値段が付かないでしょうね。
ですから、パジェロミニは高く売るよりも割り切ってパーツを取ったりバラした方が良いかもしれません。
パジェロミニのオーナーは案外多いですから、そのような人たちに向けてパーツを個々でオークションなどで販売した方が手間はかかるでしょうが高く売れるでしょうね。

　知名度こそ絶大なものがありますが、現在ではそれに見合う需要を期待するのは難しいようです。しかし、需要が全くないわけではありません。
特定のニーズに限ってみれば、需要が高いと言っても良いでしょう。特定のニーズというのはオフロード走行を楽しみたい人、パジェロミニが元々好きな人などですね。
小型のオフロード車はアウトドア好きの受けが良いため、程度さえ良ければ買い手がつくことは十分考えられます。

　ただ買い手がつくだけでなく良い条件で売却するためには、やはりナビなどの上質装備、走行距離が浅い、特別仕様車や上級グレードであるなど多くの条件も必要となるでしょう。
悪い条件となると先に挙げたとおり、値が付かない事態も覚悟しておくべきでしょう。また、売却先によっても見方が変わると思われます。
特定のニーズがあるからこの価格で買い取れる、と評価されるか、珠数もあるし人気もないからこの価格しか無理、と評価されるか。業者によって見方が変わりますから、是非複数のお店でみてもらってください。

パジェロミニの下取り相場表

2019年3月時点におけるパジェロミニ主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のパジェロミニの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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