マーチの下取り相場と買取市場動向

マーチの買取市場動向

　1982年に登場したマーチ。かつては日本のスモールカー市場の人気を席巻していました。日本車としてはフルモデルチェンジのスパンがとても長い事でもしられています。
日本車の場合数年に一度がフルモデルチェンジのサイクルになります。これは車検に合わせているという事情もあるのですが、マーチに関しては初代モデルが登場したのが1982年、二代目モデルが登場したのが1992年、三代目モデルが登場したのが2002年。
そして四代目モデルが2010年と、フルモデルチェンジのスパンがとても長いのです。それだけ基本的な部分がしっかりしていると解釈する事も出来るでしょう。

　二代目モデルの際には日産初のCVTが搭載された事でも話題を集めましたね。四代目モデルからは日本ではなく、タイや中国などで生産されています。
現行マーチは基本的にCVTの1.2Lがラインアップされますが、「NISMO　S」のみが5MTの1.5L仕様となっています。駆動方式はFF及び4WD。
「NISMO　S」に関してはFFのみの設定となります。ちなみに最も高額となるのもこのグレードで、価格は182万円から。最廉価グレードはベーシックな「S」で113万円からの設定となっています。

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　マーチは三代目人気が高かったことから、査定においても三代目の方が有利とされてきました。現在は四代目の現行型が中古車としてそれなりに出回っています。
これを考慮すると現行型でさえ厳しい査定も多いでしょうから、それ以前のモデルが高額査定を得られる条件は極めて少ないでしょう。
しかし状態さえ良ければ、飛び抜けた額にはならないものの三代目マーチもそれなりの価格がつくでしょう。

　「NISMO」や、「G」、「ボレロ」といったグレードが有利となるでしょう。基本的には新車価格に準じた買取価格となりそうですね。
カスタマイズに関しては、基本的に派手な装備品がプラスになることはないでしょう。
ナビやETCといった実用的な装備品ならば良いでしょうが、LEDやHIDで派手に彩っている車種ですとかえってマイナス査定になってしまうでしょうね。?

　マーチといえば女性人気の高いモデルでもあります。そのため室内がいかに綺麗な状態であるかもポイントとなるでしょう。
禁煙車が有利なことはもちろん、シミや汚れのない清潔なインテリアが保たれていれば印象もかなり上がりそうです。
子育て世代が乗ることも多いと思いますから、子供連れのユーザーは特に注意したいですね。ペットを乗せることが多い人も同様です。

　人気車であるが故、中古車ではかなりの数が出回っています。これはベース査定を下げる要因であり、不利な要素となってしまうでしょう。
ライバル車が多いということになるため、買い取る側としては出来るだけ質の良い車を安く手に入れたいのです。
需要は高いので売れる車ではあるのですが、高額査定が期待できるかと言えば決して容易にはいかないでしょう。
なるべく多くの業者に見てもらうこと、買取専門店を利用することなど買取の基本を徹底する必要がありそうです。

　コンパクトカーはただでさえ他社に競合が揃っています。マーチも知名度と人気は高い方ですが、それ以上にライバルが多すぎるという点で厳しい面もあるでしょう。
このような車の場合、とにかく状態の善し悪しが査定額を左右します。年式や走行距離も大切ですが、とにかく綺麗で不備のない状態であることが前提と言えるでしょう。

　発売開始から4年が経過しており、今後は査定相場も下落していくこととなるでしょうね。
少しでも早い時期に、良い状態で手放すことも査定額に良い影響をもたらすでしょう。一社の査定で決めてしまわず、複数の業者にみてもらうことをお勧めします。

マーチの下取り相場表

2021年4月時点におけるマーチ主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のマーチの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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