ディアスワゴンの下取り相場と買取市場動向
2014/12/15
スバルの6代目「サンバー」の姉妹車種として、5ナンバータイプの「ディアスワゴン」という車が販売されていました。2009年からは、ダイハツ「アトレー」のOEM供給を受けた車としてフルモデルチェンジされた軽自動車のワンボックスタイプの車です。スバルはすでに自社での軽自動車開発撤退を発表しており、他の軽自動車に関してもダイハツが生産を手掛けることになっています。
インテリアはアイボリーを基調とした明るく優しい雰囲気を演出しており、ファブリック素材のシートもその雰囲気をより強調しています。一方で、外観はメッキのフロントグリル、大型のカラードバンパーを用いて主張の強い印象に。室内空間の広さと充実の安全装備などを兼ね備えており、ワンボックスタイプの軽自動車の中でも高い性能を誇っているといえるでしょう。
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2009年発売ということで、中古車市場でも一定の流通量があるディアスワゴン。グレードは140万円の「LS」から174万円の「RSリミテッド4WD」など、全部で6種類がラインアップされています。いずれも4ATでターボエンジンを搭載しており、パワフルかつスムーズな走行性能を誇ります。基本はアトレーと同じ車ですが、ディアスワゴンに関しては全車寒冷地仕様でオーディオレスとなっており、「RS」のみユーティリティパックが標準装備されています。
いわゆる“軽ハコ”と呼ばれるディアスワゴンのような車には、他の車には見られないある特徴があります。それは、新車市場よりも中古車市場での需要が高くなる傾向にあることです。軽ハコタイプは車の特性上、仕事で用いる人が多い実情があります。その為、仮に新車で購入した場合でも買い替えることなく乗り潰すことも珍しくありません。また、「仕事で使うだけだから中古車で十分」と考える人も多く、中古車でこの手の車を探しに来るユーザーも高い比率で存在するのです。
買い替えが少ないということは、中古車市場に出回る台数も減ってくる。一方で、中古車でのニーズは高い水準である軽ハコ。これらの要素からも分かる通り、中古車での価値が上がり易いのがディアスワゴンの様な軽自動車のワンボックスカーなのです。こうした特殊な事情を活かせば、状態が良いほど高額査定を狙うことができるでしょう。年式や走行距離はもちろんのこと、ナビなどある程度装備品がついていると尚良いでしょうね。
しかし、どんな販売店に行っても決まって高値で売れるとも言い切れません。勿論その店の好き嫌い、得手不得手などもあります。特に下取りの場合は販売店側も安く仕入れるチャンスとみて足元をみられるケースも。せっかく美味しい物件を持っているわけですから、買い取りを専門としたお店も視野に入れて、売却を考えましょう。比較的狭い流通網の販売店に対し、広い流通網の買い取り専門店はまた違った査定額が出されるかもしれません。
仕事での常用もなされるディアスワゴンですから、日頃から丁寧に扱う人も少ないかもしれません。それでも内部のメンテナンスは怠らないようにしましょう。年式が古く、走行距離が大きく伸びている場合でも価値がつく場合もあります。少しでも印象を良くするために、査定前には清掃をしてこれまでの労をねぎらってあげる必要があるでしょう。
軽自動車の規格の中でも高いレベルの室内空間を誇る車ですから、査定を受ける価値も高いと言えます。出来るだけ良い状態で売るのに越したことはありませんが、多少難あり物件でも多くのお店で見てもらいましょう。先に挙げたような買取専門店のほか、ディアスワゴン系統のモデル専門店など一般的なお店以外にも足を運んでみてはいかがでしょうか。