パレットSWの下取り相場と買取市場動向

パレットSWの買取市場動向

　ダイハツ「タント」の対抗馬として販売されていたスズキ「パレット」ですが、エアロモデルとして「パレットSW」がラインアップされていました。パレットの発売が2008年1月ですが、翌年の9月から追加されたモデルになります。

　従来のパレットにおけるスポーティグレード「XS」と「TS」の発展系として誕生したパレットSW。専用フロントグリルやヘッドライト、エアロパーツといった装備を施したカスタムカーとなっています。ノーマルなパレットがファミリーユース志向なのに対し、パレットSWは若年層や男性受けも狙った車となっている模様。インテリアも黒を基調としたキレのあるデザインになっており、内外装ともにスタイリッシュな仕上がりとなっています。

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　2012年には一部グレードにアイドリングストップシステムを導入するなど燃費性能も優秀だったパレットSW。2013年には「スペーシア」の発売に伴い販売を終了しています。軽自動車の中でも人気のトールワゴンタイプだった同車は、見た目だけでなく実用性も高いレベルのモデルでした。

　「GS」と「XS」、「TS」のグレードを基本とし、これらのFF及び4WDモデルがラインアップされていました。このうち4AT仕様車であった「GS」は2010年で廃止となり、以降は全車CVT仕様となっています。他には特別仕様車として「リミテッド」シリーズ、上述したアイドリングストップモデルの「XS　アイドリングストップ」などが用意されていました。

　ノーマルパレットよりはSWの方がリセールが有利とされるでしょうね。特に最上級モデルの「TS」は後席両側電動スライドドア仕様となっており、本革巻ステアリングホイールなども装備した上質なグレードで高評化となるでしょう。特別仕様車の「リミテッド・」にも同様に上質な装備が揃っていますから良いでしょうね。

　これらは査定において有利な条件にはなりますが、基本は年式や走行距離がメインでそれに付加される要素となるでしょう。廃止されたものの一定の人気があったため中古車での流通は多く、相場以上の高値を引き出すのは難しいかもしれません。

　若年層を中心に受け入れられやすいかっこいい見た目で使い勝手も上々。そして軽自動車ということですから、燃費などを始め維持費も非常に経済的です。これらの要素は全て良いことづくしの様な気もしますが、査定においての懸念材料ともなることを頭においておく必要がありそうです。

　軽自動車といえば、多くの種類があるもののその性能や外観などは非常に拮抗しているといえます。このため一つの車種がモデルチェンジなどを行うと、その影響が同じタイプの他車にも大きくあらわれてくるのです。その影響の一つが中古車での相場価格。自動車販売店は常にこの変動のリスクにさらされながら、慎重に買い取りを行わなければなりません。

　パレットSWは人気のトールワゴンタイプなので需要は高いですが、人気車種だからこそ売却するためにはより魅力のある車や他店よりも安い車といった、高いハードルを越える必要があるのです。このため買取に慎重な販売店も少なくないでしょう。販売店での下取りや買い取りも一つの手ではありますが、買い取りを専門としたお店の方がより期待がもてると考えられます。

　少しでも高値で売るためには装備内容以外にも定期的な整備、マメな清掃、安全運転など自身でできることがほとんどです。いうなれば、自分の取り扱い次第でその価値もどんどん変化していくということ。どの様に変化させるのかは勿論ユーザーである自分自身ということを忘れずに、日頃から大切に取り扱っておきましょう。

　廃止されたこともあり、今後は更に価値が下がっていくことが予想されます。年式が浅く走行距離が伸びないうちなら良いでしょうが、ある程度乗り潰したものですと査定額も厳しくなるかもしれません。

パレットSWの下取り相場表

2016年10月時点におけるパレットSW主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のパレットSWの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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