ジムニーシエラの下取り相場と買取市場動向

ジムニーシエラの買取市場動向

　スズキを代表する軽自動車といえば「ジムニー」ですね。世界的にも高い人気を博している一台で、軽自動車とは思えないパワーと走破性を誇ります。
世界的に見たらスズキの車種で一番有名なモデルと言えるかもしれません。

　そのジムニーの派生車種が「ジムニーシエラ」です。ジムニーが登場したのが1970年ですが、シエラが追加されたのは2代目ジムニーが第3期に突入してしばらく経過した1993年になります。
これはかつて1984年に投入された「ジムニー1300」以来の普通車版ジムニーで、復活したJB31型からシエラと名付けられたのです。

　2代目、という言い方はしませんが、2000年4月に発売されたJB43W-2型以降が現行のジムニーシエラということになります。
実は1998年に発売された新しい型式の普通車版ジムニーは、「ジムニーワイド」というモデルでした。ジムニーワイドはJB33W-1型として発売された当時の名称で、2000年のエンジン変更を経て43W-2型に。
2002年の改名後は再びシエラが復活し、現在は2014年に登場したJB43W-9型が最も新しい型式となっています。

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　上述のとおりジムニーの普通車版となるジムニーシエラ。ベースグレードが163万円から、最も高額な「ランドベンチャー」が175万円～186万円からとなっています。
排気量は一律1.3L、トランスミッションは5MT及び4ATが設定されます。ランドベンチャーを含め、特別仕様車もラインアップされるなど一定の選択肢は確保されています。

　ジムニーシエラの買取事情は正直厳しいでしょうね。そもそもなぜジムニーが人気なのかと言えば、「軽自動車とは思えない」という部分なのです。
軽自動車だからこそ高い人気を得ているのですが、それが普通乗用車というカテゴリーに入ったら並の車でしかありません。

　ジムニーは軽自動車だからこそ価値がある一台でもありますので、普通乗用車に区分されているジムニーシエラの人気がそこまでのものではないのも仕方ない部分と言えるでしょう。
普通車のSUVといえば他社に人気モデルが揃っていることもあります。人気の観点からも期待できないシエラでは、査定が厳しくなるのも当然でしょう。

　中古車市場を見てもジムニーシエラの数はそこまで多いものではありません。その事実を見ると「希少価値があるのではないか」と思われる方もいるかもしれませんね。
ただ、希少価値は台数の限られた特別な車などに与えられるもの。シエラの場合は単に人気が無いために流通量が少ない、と見るのが正しいですから、そういった場合には希少価値はつかないでしょう。

　基本の査定額の面で厳しいものがありますので、ジムニーシエラは走行距離が長かったり、傷が多かったりといった事で他の車種以上のマイナス査定が待ち構えているでしょう。

　装備が充実していたとしてもやはり車体そのものの不人気のおかげで思ったほどのものにはならないでしょう。通常は車種そのものの価値のほかに走行距離や事故歴など一台一台の状態、さらには装備などで価格が決まります。
ジムニーシエラに関してはこの「車体」の査定がとにかく低くなってしまっていますので、他の部分で挽回する事がとても難しいのです。

　需要が全くないわけでなないにしろ、全体的には厳しい面が目立つと思われます。ジムニーの人気が高すぎるということもあるかもしれませんね。
海外での販売実績もありますから、あまりに状態が悪ければそちらの線をあたるのも一手かもしれません。また、SUV専門店など通常のお店とは異なる場所を当たるのも、少しでも良い商談を手にする近道となりそうです。

ジムニーシエラの下取り相場表

2021年1月時点におけるジムニーシエラ主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のジムニーシエラの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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