ベルタの下取り相場と買取市場動向

ベルタの買取市場動向

　ベルタは、2005年11月にプラッツの後継車として発売されたトヨタ最小のコンパクトセダンです。ベースは2代目のヴィッツで、開発のテーマはコンパクト・スタイリッシュ・サルーンとされています。外観の美しさや内装の質感などにこだわって作られていながら基本性能もしっかりと確保。大人4人がゆったり乗れる居住空間と、ゴルフバッグが5個積めるトランクスペースを備えています。さらに最小回転半径が5mを切る扱いやすいボディも魅力で、2006年度のグッドデザイン賞を受賞しています。

　ベルタのリヤシートは非対称分割可倒式のトランクスルー機能付きで、全車アナログ式のセンターメーターが採用されています。搭載エンジンは直列3気筒の1.0Lと直列4気筒の1.3Lで、いずれもハイメカツインカムです。1.0L車はダイハツ製1KR-FE型を搭載、1.3L車は駆動方式により異なっており、FF車はダイハツ製の2SZ-FE型、4WD車は先代のプラッツから唯一継承された2NZ-FE型がそれぞれ搭載されています。?FF車には無段変速のスーパーCVT-iが、4WD車には電子制御4速ATのスーパーECTが組み合わされています。なお、プラッツでは設定されていた1.5LやMTの設定は、ベルタにはありません。また超低排出ガス仕様車としても評価されており、FFの1.0リッター車は22.0km/L、1.3リッター車は19.6km/Lが達成されています。

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ベルタの買取価格を調べる

　ベルタは既に販売を終了しているため、中古車でしかお目にかかることができません。一代限りとなったベルタのグレード展開ですが、ベースとなる「X」の1.0L車が134万円、最上級の「G」グレードはFF車が161万円、4WD車が178.8万円ほどの新車価格でした。一代限りとはいえ発売からかなりの期間が経過し、中古車でもそれなりの数が出回っているでしょう。扱いやすいコンパクトセダンということで女性も乗りやすく、燃費性能も良いため実用性は高いと言えます。また、法人向けグレードも用意されており、商用車としてのニーズも高いと考えられます。

　そうした観点から中古車での需要は十分考えられるでしょう。ただし、既に廃止されているモデルであること、高い人気のあったモデルとは言い難いこと、セダン人気の低迷などを考慮すると、需要の高さに対する期待値以上の価格にはならない恐れも。反対に買い手になればお得な美車を得やすいと思いますが、売る際には厳しい面もあるかもしれません。

　国外での事情はどうでしょうか。日本では廃止されましたが、オセアニアにて「ヤリスセダン」としての販売が続いているため、海外需要を頼るのも悪くないでしょう。2005年発売開始ということで、過走行な車両も存在するかと思います。所有しているベルタがそのような物件である場合なら尚更かもしれませんね。

　ベルタの良さはなんといっても実用性の高さです。従ってカスタマイズ要素は皆無と言えるでしょう。そもそもそのような目的で買うユーザーはいないとは思いますが、カスタマイズに対する価値は望めません。実用性の高さをより引き立てるようなナビやETCといった装備なら◎。機能性を重視した車故元々の装備品の満足度が低いと言われているため、こうした上質な装備があれば魅力が増すでしょう。また、2008年にはマイナーチェンジが行なわれています。デザイン変更の他、グレードによっては装備内容の違いもあるためこれ以降のモデルの方が有利となるでしょう。
　
　もちろん全てがそうであるとは言えませんし、買取専門店によっても査定額には差がありますので注意が必要です。年式や走行距離が基準となりますが、車の状態や中古車専門店によっても価格は変動します。ですから少しでも高く売却したければ、まずはインターネットのオンライン一括査定などを利用して、自分のベルタの価値をじっくり検討してみてください。その上で最も高く査定してくれる中古車販売店を選べば、納得のいく価格で売却できるでしょう。

ベルタの下取り相場表

2017年6月時点におけるベルタ主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のベルタの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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