ラクティスの下取り相場と買取市場動向

ラクティスの買取市場動向

　「思い通りのレスポンス・かっこいいスタイル・かつてない開放感・広大なスペース・低燃費低排出・軽快な走り」。
これら全てがコンセプトとされたトヨタの「ラクティス」は、同社の「ファンカーゴ」の後継車として登場した小型トールワゴンです。
広い室内空間と経済的な燃費性能に加え、高速走行時にその力を見せる“クルーズモード”の搭載など多岐にわたり充実した仕様となっています。
街乗りでも長距離でも対応できる車とは思えない低価格な設定も魅力の一つです。

　そんな「ラクティス」が発売開始されたのは２００５年。２０１０年には２代目となる現行型モデルが発表されました。室内幅を更に拡大させ、前席のシートを薄くするなどして後部座席の空間の確保にも成功しました。
また、ＦＦ・４ＷＤ車ともに環境対応車普及促進税に適合するなど燃費性能も向上しています。
２０１０年以降のラクティスについてはまだ新しく、このモデルだけに限ってみた買い取り相場といっても詳細価格がはっきりしないため、初代モデルも交えてみていくことにしましょう。

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　２００５年から２０１０年までの初代ラクティスの買い取り相場は、３０万円～９０万円。グレード体系は「Ｘ」「Ｇ」のそれぞれをベースに、専用装備を施した特別仕様車がいくつか販売されています。
「Ｇ」の「ＨＩＤセレクション」でみてみると、買い取り相場３２万円～６９万円。同じく「Ｘ」の「ＨＩＤセレクション」では５１万円～６３万円となっています。

　２０１０年のフルモデルチェンジの際に追加された新グレード「レピス」がありますが、今のところ７１万円?９６万円ほどでの取り引きが多い模様です。
新車価格は１７７．８万円。以前のモデルである「ＨＩＤセレクション」と比較すると、あまり芳しくない印象もあるでしょうか。
専用デザインとなるフロント周りやインテリアカラーを備え付けている「レピス」ですが、現時点では年式や走行距離以上の付加価値になっていないようです。相場の変動は今後の需要次第ともいえるでしょうか。

　経済的かつ充実の室内空間であり、コンパクトなサイズは幅広い層に指示されやすい車です。それに当てはまるのも「ラクティス」ではないでしょうか。
通勤の足に、ちょっとした買い物やドライブに。長距離でも安心して使用できるという用途の広さは、中古車市場でも需要を伸ばすポイントとなっているようです。

　裏を返せば、エコカーやコンパクトカーといった人気車種は流通も激しいため、その相場の変動も盛んであるということがいえます。
この様なカテゴリーの車の場合、他社のニューモデルや改良などにより相場の変動がし易いために、査定に対してシビアな所も少なくないのです。その為、買い取りだけということも視野に入れて取り引き先を探すことをお勧めしておきます。

　ファミリーから大人乗りまで、ユーザー層も様々ですのでそれに対応して車の維持の仕方も変わってくるでしょう。後部座席を倒せば荷室も広がることから、荷物をたくさん積むケースも多いかと思います。
室内の傷や使用感の形跡などには配慮がほしいところ。車高が意外と高く、タワーパーキングに対応していないため、狭い空間の走行や駐車に注意が必要です。
日頃の足として多用する場合は、特に内部のメンテナンスをおろそかにしない様にしましょう。

　ユーザー層が広ければ、その車の状態も幅が広いといえます。中古車探しの際にはその点に注意し、荒い使用の車や整備不十分な車などは避けたいものです。
需要の高い車であるからこそ選択も広がりますが、内容も上から下まで様々ということを忘れてはなりません。欲張りともいえるたくさんのコンセプトを実現した「ラクティス」は、正に今の時代を走る車といえます。
これからの人気と活躍に一層の期待が高まりますね。

ラクティスの下取り相場表

2020年7月時点におけるラクティス主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のラクティスの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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