SAIの下取り相場と買取市場動向

SAIの買取市場動向

　2009年に投入されたトヨタの「SAI」。プリウスに次ぐ、トヨタ二車種目のハイブリッドカーとなりました。
プリウスはハッチバックタイプですが、SAIはセダンタイプとなりますので、プリウスよりも若干上の購買層を狙っていると言えるでしょう。
クラウンハイブリッドとプリウスの中間の車格という点からもそれが窺えるのではないでしょうか。

　初代モデルが現行モデルであり、これまでに一度大幅な改変が行われています。実は登場当初、特にデザインに対する評価があまり良くなかったSAI。
他のトヨタ製ハイブリッドモデル「プリウス」や「アクア」に比べれば、人気や知名度がそこまで高くないことからも分かるかとおもいます。それがマイナーチェンジによって大胆に変貌。
以前よりも迫力の増した存在感のあるデザインで挽回したい狙いです。

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　そんなSAIのグレード展開ですが、ベースグレードとなる「S」が330万円、一番高価なグレードが「G 　Aパッケージ」の433万円になりますので、当然ですが後者が一番高い価格での買取りになります。
ちなみに前期型よりも最安値、最高値がやや低く設定されています。

　基本的には落ち着いた層からのニーズとなりますので、SAIの買取事情を見てみると難しいものやちょっとしたポイントがあるのではなく、単純に走行距離と内装の消耗度によるものでしょう。
つまりは標準的な買取事情と見て良いでしょうね。「SAI」はハイブリッドカーになりますので、同車格に比べて維持費がかなり安くなります。こういった点も現代ニーズにマッチしていると言えますね。

　既に初回車検を迎えていますので、中古車でもそれなりの数が出回っているでしょう。といってもそれは前期型に関しての話。
マイナーチェンジ後の後期型は2013年8月以降のモデルということで、まだまだ手放すユーザーは少ないでしょう。
当然ながら、マイナーチェンジ以降のモデルの方が査定において期待できるでしょうね。
デザイン等が一新されたことも、以前の地味なイメージを払拭させることに繋がっているでしょう。

　改変後、徐々に注目を集めているSAIではありますが、まだプリウスやアクアほどの人気とは言えないでしょう。
査定額を決めるのは基本的に車両そのものの状態なのですが、人気や知名度が全く影響しないかと言えばそうではありません。
やはりある程度の人気というのは査定を有利に進めるうえでポイントとなります。

　中古車需要では姉妹車である「HS」が挙げられ、比較されることも多いようです。しかしながら、レクサスブランドであるHSと大衆的なSAIを比べるのは少し酷でしょうか。
レクサスのモデルといえば中古車でのニーズが高く、そうした点でもSAIは不利な状況に置かれるかもしれません。

　しかし、使い勝手の良いセダンモデルのハイブリッドということは需要が期待できるポイントです。
プリウスの特徴的なデザインはしっくりこないし、コンパクトカーのアクアでは物足りない。
そういった方にとってSAIは魅力的な車と言えるでしょう。
今でこそセダンモデルは人気が低迷していますが、ハイブリッドという強みがあることで一定の需要を獲得できるでしょう。

　カスタマイズ等をする人はそういないと思いますが、派手な改造はやはり適していません。
それよりも実用的な装備品が良いでしょうね。
SAIのユーザー層を考慮すると、あまりマニアックな方が買う車ではありません。
従って凝った装備品よりもお得で実用性に長けるような、ナビやETCといったものがプラスになるのではないでしょうか。

　基本的には走行距離と年式という基本的な部分が重要となります。前期型は上級グレード意外は厳しいかもしれませんね。後期型が躍進している今、仕方ない部分もあるでしょう。

SAIの下取り相場表

2021年3月時点におけるSAI主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のSAIの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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