レジェンドの下取り相場と買取市場動向
2019/11/22
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レジェンドの買取市場動向
トヨタの「クラウン」や日産の「フーガ」に対抗すべく、1985年にホンダが開発した「レジェンド」は高級車に位置づけられる車です。
裕福な中高年層をターゲットとし、ホンダとしては初めての高級車クラスの車として登場しました。初めての試みはそれだけでなく、V型6気筒エンジン、3ナンバー仕様というのもホンダ初。
アメリカで展開するブランド向けの専用車種としても開発された車です。
これまで3度のフルモデルチェンジを行っており、2004年の4代目が最終型となります。当代は2010年のマイナーチェンジにて初めての6速ATを採用。
エンジン性能の評価も高く、加速・変速性能の向上の他、走行中の多種多様なノイズを低減させ静粛性の向上も実現しています。本木目インテリア、本革シートなど高級車ならではの佇まいと走りの楽しさを兼ね備えた車といえるでしょう。
レジェンドの買取価格を調べる
2008年発売のレジェンドですが、当時の最終新車価格は525万円~680万円です。グレード別では「ユーロパッケージ」の640万円、「アドバンスパッケージ」の680万円などがあり、いずれも4WDモデルとなります。
高級車とあって元値が高額な分、酷い状態でなければ値は付くでしょう。しかし問題なのは値落ち率。この手の大型セダンは値落ちが激しい傾向にあり、レジェンドも同様と言えます。
特にレジェンドは大型セダンの中でもリセールの弱い印象があります。トヨタのクラウン、日産のフーガと比べると、ネームバリューで劣ってしまうからでしょう。
また、廃止されて一定期間が経過しています。時代を感じさせる点も不利な要素となり、基本的には新車価格に見合った査定を得ることは少々難しいでしょう。
高級車ですから車自体の完成度は高く、走りの性能なども高く評価されています。こうした点からも一定の需要はあると考えられるでしょう。
中古で安く高級な車を得たい層なども存在しますしね。売却先を慎重に見極めることが一つのポイントと言えそうです。
レジェンドの様なラグジュアリーカーは特定の客層に的を絞っていることもあり、数ある車の中でも嗜好性の強い車といえるでしょう。
その様な車の場合、買い取ってもらう店によっては取り扱いに関して好き嫌いがはっきりあらわれてくるといえます。ということは、査定額に関しても差が開き易いということ。
特に低燃費などエコカーが主流の時代に加え、セダンの需要が伸び悩んでいることも査定額に響いてくると考えられるでしょう。
その他のポイントとしては、高級車ですから小さな傷一つで雰囲気を壊してしまう恐れがあります。外観、内装と目につく部分には傷や汚れなど極力つけないようにしておきましょう。
走りの上質さも損なわないように、日頃からの運転の仕方には注意しておき、点検・整備も入念に行っておきましょう。
カスタマイズに関しては、派手なドレスアップなどの需要はないと考えられます。従ってメーカーオプション等の上質な装備品が無難でしょうね。
高級車ですから、その雰囲気を損ねる様な改造は避けるべきでしょう。
今後は古さが目立たないうちに早めに売却することが先決でしょう。走行距離の伸びや年式落ちも変わってきますから、手放すことを決めているなら早期に査定を行ってもらった方が良さそうです。
先に挙げた査定先を見極める点に注意すること。買取専門店を含め、高級車専門店などレジェンドを高く買い取ってもらえそうな場所を選ぶことが重要です。
業者によって、同じ車でもつける価値が大きく異なる場合もあります。お手持ちのレジェンドが良い状態であるのなら尚更、出来るだけ高く買い取ってもらえるお店で手放すべきでしょう。
レジェンドの下取り相場表
2019年10月時点におけるレジェンド主要グレードの下取り相場表です。
実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。
一括査定で買取相場を調べる
グレード | 型式 | 駆動方式 | 排気量 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ベースグレード | KB2 | 4WD | 3700 | 68 | 44 | |||||
ベースグレード | KC2 | 4WD | 3500 | 268 | 253 | 233 |
参考:toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報 http://toyota.jp/service/tradein/dc/top
表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のレジェンドの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。