プレオの下取り相場と買取市場動向

プレオの買取市場動向

　スバルブランドが展開する「プレオ」は、元々軽トールワゴンとして1998年に発売されていました。
その後、同社「ステラ」の発売開始により乗用モデルのプレオは吸収される形に、商用モデルのプレオ、ボンネットバンタイプも2009年に生産が終了となりました。

　そのおよそ4カ月後、2010年に軽ハッチバック型の車として生まれ変わることとなったプレオ。ダイハツ「ミラ」からのOEM供給を受け実現したもので、商用車の「プレオバン」もラインアップされています。
丁度いい大きさでありながら十分な室内空間、そして低燃費で実用的な軽自動車として、幅広く支持されている車といえます。

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　現行モデルのプレオは基本的にミラと同じ仕様となりますが、チルトステアリングや運転席シートリフター、フロントシートベルト・ショルダーアジャスターが標準装備されるなどの相違もあります。
商用モデルはモノグレード体制ですが、キーレスエントリーや集中ドアロック、盗難警報装置などを備える「グレードアップパッケージ」が用意されています。

　ノーマルのプレオですが現在はMT車のみのラインアップとなっており、「ミライース」に相当する「プレオ＋（プラス）」の販売が先行していると言えるでしょう。
この手のモデルでMT車を選択する人は現在そう多くないと思われます。従ってリセールに関しては消極的なお店も少なくないでしょうから、あまり期待しない方が無難と言えるでしょう。

　過去のラインアップを含めても、リセールは標準的な軽自動車と同じかやや弱いといったところでしょうか。実用性は高いものの、初回車検も迎えており中古車では相当数のプレオが存在します。
更にミラの流通量も考えるとかなりの在庫があることになり、相場以上の価格を得るのは難しいのが現状でしょう。

　コンパクトで非常に使い勝手が良く、乗り心地や室内の広さ、走行性能などあらゆる面でレベルの向上が進む軽自動車。ここに低価格・低燃費とくるわけですから、需要が伸びないはずはありません。
プレオも同じく、多くの魅力をもった軽自動車であるといえます。…が、他の爆発的な人気を誇る軽自動車と比較すると、どうしても一歩遅れている印象も否めません。

　さらに、2代目以降に関してはOEM供給先であるミラとの比較もあります。軽自動車において強力なラインナップをそろえるダイハツですから、比べてしまうとやはりユーザーの気持ちも偏ってくるかもしれません。
加えて、ただでさえ競争の激しい軽自動車ですから、いくら軽自動車人気の時代であったとしても安易に高額査定を期待するのは禁物といえるでしょう。

　特に売却手段の中でも下取りを予定されている方なら尚更です。車を買い替えるのだから高いはず！そう思って選択したのかもしれませんが、それはあくまでケースバイケースであり、むしろあまり芳しくない査定額になることも多いのです。
高値で売却したいのなら広く柔軟な考えをもつこと。自動車販売店のみにこだわらず、買い取り専門店も売却候補の中に入れて考えるようにしましょう。

　プレオの様な使い勝手の良い軽自動車は、専ら日常生活の足となり走りまわることも多いでしょう。走りまわるのは良いとして、それ相応のメンテナンスを心がけてあげて下さい。
小さな子供を乗せる時には後々シミになってしまう汚れをつけないよう気をつけてあげましょう。日常的にできる少しの心遣いで査定金額に差がついてくるはず。
また、手放す前にも入念に清掃を行って、査定額にプラスとなる好印象を得られるようにしておきましょう。

　初代モデルのスバル特有の走りを好む人や、2代目以降の利便性、経済性に惹かれた人など様々なユーザーが愛用するプレオ。決してリセールの良いモデルとは言えませんが、需要はある車ですから多くのお店でみてもらいましょう。

プレオの下取り相場表

2020年12月時点におけるプレオ主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のプレオの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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