ソリオの下取り相場と買取市場動向

ソリオの買取市場動向

　1997年に登場したトールワゴン型の乗用車が「ソリオ」です。スズキの大ヒット軽自動車「ワゴンR」とパーツを共用するものの軽自動車ではなく、コンパクトながらも背の高い普通乗用車となっています。
ワゴンRのパーツを共用している事もあり、以前のモデルだと見た目はとても似ていますね。

　軽自動車の世界ではトールワゴンタイプがとても高い人気を博しているのですが、それを普通乗用車にパッケージングしたのがソリオです。
同様のコンセプトとしては日産のキューブやトヨタのbBなどが挙げられます。とは言っても登場はこちらの方が断然早いですから、それらの車種が登場するきっかけになった車種とも言えるでしょう。

　1999年に二代目が登場。その約11年後となる2010年に二度目のフルモデルチェンジが行なわれます。プラットフォームは新規開発され、全長が長くなりました。
シルエットもワゴンRに似ていると言われれば似ているのですが、先代モデルまでのように酷似しているというほどではなくなりました。

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　2010年登場の三代目が現行ソリオとなります。グレードは最も安いもので145万円、最も高いもので199万円となっており、駆動方式はFFと4WDの二種類が用意されています。
トランスミッションは全車CVTで統一。排気量も1.2Lのみのラインアップです。

　ソリオといえば二代目までは単なるワゴンRの普通車版、というイメージが強かったのですが、三代目になってそれを払拭したと言えるでしょう。
軽自動車ベースだったものを現行からはほとんど独自の設計となり、1700mmを超える全高によって室内空間も充実しています。

　よって先代よりはそれなりの需要を得ているようです。しかし、2010年発売ということで中古車でも相応の流通量となっていることでしょう。
玉数が増えれば当然相場価格は下がりますから、買取でも易々と高値が期待出来るわけではなさそうです。

　グレードで言えば特別仕様車の「ブラック&ホワイト・」やアイドリングストップ搭載車。更には2012年に追加された派生車種「ソリオ　バンディット」が高い付加価値を持つでしょう。
発売されてまだ期間が浅いこともあり市場での珠数も不足しています。スタイリッシュな見た目なども人気があり、バンディットであれば高額査定も視野に入りそうです。

　ソリオの人気自体はというと、コンパクトカー全体で見ればまだまだといったところでしょう。広い車内にスライドドア、当然ですが軽自動車の倍以上の排気量など実用性という点では右に出るものはないのではないかというほど素晴らしいものがあります。
一方で、どの層に対して訴求している車種なのか疑問視されている部分もあります。

　維持費を考慮数と軽自動車の方が良いですし、居住性を考えると大型ミニバン、走行性はミニバンになるでしょう。そのためソリオを求める層というのがいまいち定かではないのです。
こうしたターゲットの不安定性は買取事情にも大きく影響してしまいま。三代目からイメージを一新したことは事実ですが、爆発的な人気とも言い難いでしょう。

　そのため付け焼刃ではうまくいかないことも多いでしょうね。雨の日ですとか、さらには年度末や月末といった査定が甘めになる時を狙わなければならないでしょう。
装備に関してもカスタマイズパーツは需要がありますのでそれなりのものが見込めるかもしれません。とはいえやはりそこまで劇的なものではありません。

　また、現行以外の古いモデルとなるとほとんど価値を見いだすことはできないでしょう。
単純に古い型ということはもちろん、不人気だったということでニーズに期待がもてませんから仕方ないですね。

ソリオの下取り相場表

2021年3月時点におけるソリオ主要グレードの下取り相場表です。

実際の下取り・買取価格は車の状態や色、走行距離などにより違ってきます。
参考情報としてご覧下さい。

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参考：toyota.jp ご購入サポート | 下取り参考価格情報　http://toyota.jp/service/tradein/dc/top

表示の価格はあくまでも参考価格です。
実際のソリオの買取価格や下取り価格は市場の状況や車両の状態などによって変化します。

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